弊社メールマガジンで配信した「コンサルタントのつぶやき」です。
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「ワーク・ライフ・エンリッチメント」をご存じでしょうか。「ワーク・ライフ・エンリッチメント」とは、仕事と生活が相互作用し質を高めることを指します。
よく聞く言葉で「ワーク・ライフ・バランス」がありますが、あくまで仕事と生活の両立を目指す考え方です。こちらだと仕事と生活を分けて考えがちですが、お互いに良い影響を及ぼす関係であることが「ワーク・ライフ・エンリッチメント」では強調されています。
私もこの考え方に出会い、仕事と生活の相互作用を意識することで、良い方向に変化していきました。具体的には仕事で身につけたITコンサルティングの進め方をゴルフ練習の組み方に採用し、以下のステップを踏みました。
1.現状把握
現時点のフォームや打球を把握し、問題点を明らかにします。これらを知るために、フォームの撮影や打球を計測してくれるシミュレーションゴルフを利用しました。一例を挙げると、ボールに対しななめにクラブが当たっており、打球がスライスしてしまうため、自分の思い通りの場所にボールが飛ばないという問題点を明確にしました。
2.原因分析
問題点から原因を分析します。手首を立てて構えていることがボールに対しななめにクラブが当たる原因の一つであることが判明しました。
3.目標を設定
スコアの目標を設定します。私の場合は、3年でスコア100を目指すことにしました。
4.練習方法の選定
原因から適切な練習方法を選定します。Youtubeで練習方法を探すと複数動画が出てくるのですが、メリット・デメリットを比較したうえで自分に合ったもの(スライスの件だと手首の角度を矯正しやすいもの)を選びました。
5.計画
いつまでに何をするのかを計画します。どの時点でどれくらいのスコアを目指し、そのために何を練習するのかを決めました。
これらをもとに練習を実施した結果、計画時に立てたゴルフ歴半年のスコア目標である130を先日達成することができました。
また、当初予定していなかったゴルフから仕事への良い影響がありました。上記の取り組みからゴルフでは、一打ごとに姿勢やクラブの握り方、ボールとの距離など複数のチェック項目を丁寧に確認する癖がつきました。これを仕事の一つ一つの動作に取り入れることにしました。例えばプレゼンでは、「話すスピード」、「声の大きさ」、「語彙」、「アイコンタクト」といったチェック項目を丁寧に確認する習慣がつき、プレゼンの上達に繋がっています。
今までも無意識ながら仕事と生活のそれぞれで得た経験を別分野で活かしていたと思いますが、意識することで仕事と生活の質を高めることができると分かりました。皆様も新たな視点から物事を見つめ直す手段の一つとして、「ワーク・ライフ・エンリッチメント」を取り入れてみてはいかがでしょうか。
2024年07月15日 (月)
青山システムコンサルティング株式会社
尾塚 賢太