企業が抱えるITインフラの課題
情報化社会の急速な発展、競争力向上のためのIT活用等を背景に、企業が存続・発展するために必要なITインフラは増大しています。それに伴い、ITインフラの構造は複雑化し企業が負担するITコストは増加の一途を辿っている状況にあります。
昨今の厳しい経済状況の中で、企業の経営層の中にはITインフラを見直す事により何とかITコストの削減をしたいと考えている方が多いのではないでしょうか。また、その一方で、情報セキュリティに関わるリスクや災害リスク等、ITインフラに密接に関係するリスクに対し、客観的に評価し対策を施したいと考えている方も多いことと思われます。
以下は、弊社の過去のコンサルティング事例の中から、企業が実際に抱えていたITインフラにおける課題の例を挙げたものです。
- システムの増加、複雑化に比例してランニングコスト(保守・運用)のコストが上昇し、投資効果が得られていない。
- ビジネス要件に応じて場当たり的にハードウエアを導入してきたので、全体的に整合性が無く運用に耐えられない。
- 経営環境の変化にシステムが追いつけない。
- 冗長構成、バックアップ方法が十分で無く、システム停止した場合、復旧できないリスクを抱えている。
- TCO削減をしたいが、どのように進めたらよいか、わからない。
ASCが提供するITインフラクリニック
豊富な経験を持ったシステムコンサルタントが現在ご利用中のITインフラを診断し、その結果をもとにコンサルティングを行い、ITインフラの改善施策を導き出します。
診断の目的は以下のとおりです。
- TCO削減
- ハードウェア費用、ソフトウェア費用、運用管理費用の視点から、コスト削減策とその定量効果を提示します。(コスト削減の視点の例)
- ホストまたはサーバー集約化による台数削減の可能性とリース費用の見直し
- 使用ソフトウェアのバージョンと保守対象期間による保守契約期間の見直し
- 運用要員の役割分担と作業内容の見直しおよび運用業務の自動化
- リスク低減
- システムとその運用管理に潜むリスクを洗い出し、具体的な低減策を提示します。(リスク診断の視点の例)
- セキュリティ対策不足による情報漏洩のリスク
- バックアップ機能不足による情報損失のリスク
- 災害対策不足による事業停止のリスク
ITインフラクリニックの診断対象
ITインフラクリニックの診断対象は以下の通りです。
- ハードウェア(ホスト、サーバー、ストレージ、PC等端末)
- ソフトウェア(OS、DB、その他インフラ系ソフトウェア)
- 業務アプリケーション基盤(自社開発、パッケージ、SaaS/ASP等外部サービス)
- ネットワーク、データセンター
- アクセス管理、システム運用管理、委託先管理のルール、運用状況