Webサービス業におけるシステム化計画およびITベンダ選定 | 青山システムコンサルティング株式会社

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掲載日:2014年07月30日 (水)

サービス種別:システム化計画

企業規模: 社員数約200名参考費用: 350万円

【依頼の背景】
A社は、インターネット広告事業を手掛けている。成長著しい業界の中で、同社もまた急成長を続けており、現状業務と既存システムの不整合が顕在化していた。
当コンサルティングプロジェクトでは、以下の事項を第三者視点で実施することを目的とした。
(1)現状業務プロセスの把握、および問題点と原因の明確化
(2)業務プロセスの改善モデル提案
(3)新業務フローとシステム機能要件作成
(4)RFP(システム提案依頼書)作成

【現状の問題点(一部抜粋)】
資料の調査やヒアリングによって、現在の主な問題点として以下が挙がった。
(1)月次決算の短縮が困難
(2)業務パターンの増加
(3)高精度の利益把握が困難

【提案内容(一部抜粋)】
問題点を分析し、解決の方策として以下を提案した。
(1)システム間の連携を強化して二重入力をなくす
(2)業務パターンを集約して作業スピードを上げる
(3)実績管理業務の集約とシステム化

【担当コンサルタントのコメント】
A社は、急成長を続ける中、部分最適でシステム導入を推進した結果として業務が分散し、効率低下を招いていた。業務担当者は、効率が悪いことを認識してはいたが、どの部分が問題で、どう解決するかが整理できていない状態だった。

営業支援用に導入したシステム(SFA)に過度に依存し、直接部門だけでなく、間接部門もSFAを利用して帳票を作成していた。SFAでは帳票策はできても、基幹業務まではできないので、結局二重入力や紙ベースでの調整が発生し、業務効率を低下させていた。併せて、高いライセンス費用も、IT投資の効率低下につながっていた。
そこで、基幹業務をERPパッケージにて行い、SFAやその他のシステムと連携させることで、業務を効率化するモデルを提案した。
また、業務パターンが個別に増加していたため、大きく4パターンに集約することと、パターンのシステム化を提案した。

最適なシステムで業務を行わないと、二重入力や手動連携などで担当者の手間が増え、業務効率が低下してしまう。加えて、個別業務が増えていくことで、業務の複雑化がさらに加速する。業務内容と役割分担を整理することによって、システム投資効果を最適化できる。