デジタルネイティブ世代のネットワーク環境(我が家のネットワーク環境)2 | 青山システムコンサルティング株式会社

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5年前のつぶやきで、我が家のネットワーク環境のことをお伝えしましたが、
今回はその続きです。(https://www.asckk.co.jp/archives/column/170741)

私はマンションに住んでおり、光回線はマンションの入口まではきておりました。
そのあとVDSLという技術を使って、アナログ回線で各戸へ配線されていました。
フレッツ光なのに光のスピードが十分に出ない構成だったのです。

このコロナ禍(2020年春ごろから)で長男の大学がオンラインになってしまい、もう限界でした。
そこで、当面の対策として、インターネットをケーブルテレビに切り替えました。
恒久的対応として、部屋まで光ケーブルを引こうと考え、
インターネット接続の契約元であるNTTdocomoに問い合わせをしたところからが地獄の始まりでした。

NTTDocomoに問い合わせたところ、
マンション内の配線はNTTに依頼してくださいと回答され、
NTTに相談したところ契約がNTTではないからと配線の下見ができないと・・・。

そこで管理組合に相談しました。
管理組合からNTTに相談したところ、
NTT契約者の居住者の意思があり、
ある一定の希望数がないと下見ができないとの回答でした。

そこで、私はインターネットの契約をNTTDocomoから、
NTT直契約に変更し、再度、個人として引き込む下見を依頼しました。
電話番号をそのまま持っていく手続き(アナログ契約にして云々・・・と)は
理解するのが難しく、時間がかかりました。

もともとインターネットの接続は、
「回線:NTTフレッツ光+プロバイダ:ソネット」だったのですが、
NTTDocomoでおまとめ契約に変更していました。
これが混乱の元だったのです。

いろいろ試行錯誤しましたが、
20年以上利用していたメールアドレスを捨てることになりました。

ここまでで思い立ってから数か月。

無事、業者の下見の手配ができました。
一回目の下見で、2本の光ケーブルがマンションの引き込みエリアに余っていることがわかり、
それを使うには、管理組合の許可が必要とのこと。
管理組合へ相談したところ、マンション全体の価値に関わる話になってしまうので、
以降の下見を管理組合からNTTにお願いする方針に変更しました。

二回目の下見範囲は、管理組合からの依頼となったため、
マンション全体の各戸の入口までのルートの下見が必要な状況になりました。
各階・各戸への想定ルートは無事見つかりましたが、
時間に限りがあったので、再度トライとなりました。

で、三回目の下見。
なぜか、光ケーブルをマンション入口から私の自宅まで配線。
私の部屋へは、いずれ引くから、一本先行して引いちゃえという意図だったようです。
その作業とともにマンション全体でのルートを確認し、一部配管工事が必要な部分が判明しました。

数回の業者の下見では、マンションの図面を何度も開き、
予備線で貫通確認の手伝いをしました。
若いころ、お客様先の屋根裏でのイエローケーブル(10BASE5ケーブルの同軸ケーブル)の
配線作業を思い出しました。
しかし、最近の光ケーブルって結構曲がるんですね。

三回目の下見のあと、3か月ほど音沙汰がなく、
管理組合に途中経過を確認してもらったところ、
電柱からの引き込みルートが見つからず、現在調査中とのこと。
約30戸のマンションですが、全戸をカバーするには、
もう一本引き込みが必要とのこと。(何芯のケーブルかは不明でしたが)

2か月後にやっと配管工事が必要な部分が明確になり、
その配管工事をマンション側で準備できれば光ケーブルを引けますとの回答がNTTよりありました。

そして、管理会社が施工業者を探し、配管工事の見積依頼をしました。
配管工事業者の下見を経て、工事見積もり提示されましたが、
多額だったため、管理組合の来年度の予算から費用を出すことになりました。

思い立ってから、すでに1年半以上経過しているにも関わらず、
いまだ光ケーブルの接続はできていません。

マンションという要素もあり、一戸建なら早いのになぁとやり場のない気持ちです。
そして、そうこうする内に、5G やその先の規格によって、
有線でインターネットに接続することが不要になるかもしれませんね。

最後に、これでもかなりの簡素化をして書いております。
家庭用ネットワークは、ビジネス用ネットワークと違い、
ちょっと面倒で難しいですね。

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2022年03月01日 (火)
青山システムコンサルティング株式会社
嶋田秀光