弊社メールマガジンで配信した「コンサルタントのつぶやき」です。
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コンサルタントという多くの方々とお会いできる仕事をしていると、
経済的に豊かな方々にたくさんお会いできますが、時折、
その中でも本当に楽しくビジネスをやっていらっしゃる方々がいらっしゃいます。
その方々の共通点の1つとして「循環する仕組みの真ん中にいる」ということがあります。
ビジネスモデルとしてお金を循環させているのは当然ですが、
無形の笑顔や感謝を循環させるのも本当に上手です。
その方々がなさっていることを言い換えれば
「サービスを受け取ったままで止めていない」ということです。
こうやって書くと「仕組みを持っている人」だけの話のように聞こえてしまいますが、
私でも実生活の中で実践できることもあります。
例えば、社交辞令の「褒め言葉」は、褒める人から褒められた人へのサービスです。
もし「イケメンだね。」
とサービスで言ってもらったのに
「いえいえ。そんな・・・。でも、ありがとうございます。」
と謙遜してしまうと、
そこでサービスの循環は止まってしまいます。
そこで
「ありがとうございます。では、今から芸能界に挑戦してみましょうか。応援して下さいね。」
と返せば、相手も
「いやいや。そこまでじゃないよ(笑)」
と笑顔で返事をすることができます。
つまり、相手の気を良くしようと社交辞令を言った人が、
自分の言葉を発端に自分が笑顔になっているわけです。
そのやり取りを複数の人が聞いていれば、一緒に笑っている人が複数になっているでしょう。
このように、循環のアップスパイラルを作れる人は、
ビジネスも楽しくやられていることが多いと感じています。
松下幸之助さんの名言の1つに
「十のサービスを受けたら十一を返す。
その余分の一のプラスがなければ、社会は繁栄していかない。」
というものがあります。
この名言を実践するには、「返す」と「余分の一のプラスをする」という
二つのアクションが必要になります。
「余分の一のプラスをする」ということに意識を向けて肩に力が入ると
ハードルが上がってしまいますが、
「返す」というアクションだけでも循環が継続します。
循環を止めなければ、世の中には「余分の一のプラスをする」が得意な人がいますので、
その人にバトンをつなげることができます。
「余分の一のプラスをする」を不得手と自覚している私は、
萎縮して循環を止めてしまうぐらいなら「十一を目指さない」というスタンスですが。
みなさんは是非「余分の一のプラスをする」を意識してみてください。
2023年08月21日 (月)
青山システムコンサルティング株式会社
長谷川 智紀