弊社メールマガジンで配信した「コンサルタントのつぶやき」です。
IT利活用のトレンドやお役立ち情報をメールマガジンでお届けしています。
今年も残り1か月を切り、年の瀬の空気を感じます。先日、今年の新語・流行語大賞に「ふてほど」が選出されました。
今年のノミネート語には、SNSアプリの名前などがあがってはいるもののIT関連の技術や概念を示すような言葉はありませんでした。
過去数年は「生成AI」「チャットGPT」(2023年)や「メタバース」(2022年)、「NFT」(2021年)、「オンライン○○」(2020年)などのIT関連の用語が毎年ノミネートされていたことを思うと、今年はIT「界隈」で目立った流行り言葉がなかった年といえるかもしれません。
ITコンサルティングに携わる身としては少し残念です。
来年2025年はどのような年になりそうでしょうか。
引き続きAI活用の広がりが予想されますが、いくつかキーワードをあげて考えてみたいと思います。
【Human In The Loop(HITL)】
AI活用のなかで人間とAIとの連携の重要性が増すと考えています。
Human In The Loop(HITL)という、システムのなかにあえて人間の判断を介在させる考え方が着目されるでしょう。
【エッジコンピューティング、エッジAI】
処理を端末(エッジ)側で行うエッジコンピューティング、エッジAIにより、リアルタイム性の高いAI活用が期待されます。
【量子コンピューティング】
量子コンピューティングの商業化に向けた話題も出てきそうです。技術動向や主要なプレイヤーの動きが気になるところです。
【グリーンIT/サステナブルIT】
生成AI等でコンピュータの大量の処理能力を要することで、電力消費の急拡大も懸念されます。ITが地球環境に与える影響が大きくなるなかでグリーンIT/サステナブルITがいっそう求められるようになると予想しています。
SDGsは2030年までに達成すべき目標として設定されましたが、2025年は残り5年の節目の年ということもあり、未来に向けて地球規模で議論が活発になると予想します。
そのなかで、クリーンエネルギーの活用やITハードウェアのリサイクル等、地球環境へのやさしさが求められる流れが強まりそうです。
【AIセキュリティ】
AIの安全な利用や、AIによる高度な攻撃手法への対策などでAIセキュリティも重要になってきます。「安全なAI利用」「AIを活用したセキュリティ対策」など、「AI関連」と一言では表現しきれない様々な視点があります。
AI時代に対応したセキュリティフレームワークの登場や、これまでになかったようなセキュリティソリューションも想定されます。
以上、来年に注目されそうなキーワードをいくつか紹介させていただきました。このつぶやきのなかでは「名言が残せなかった」ような気がしますが、このあたりで「もうええでしょう」。
これらのキーワードが来年、世間で流行るかは「50-50」(五分五分)くらいだと思っています。
「はて?」と思われるような内容もあったかもしれませんが、これらのキーワードに限らずIT「界隈」でのご相談がありましたら弊社にお問合せください。
「はいよろこんで」ご相談にのらせていただきます。
関連サービス
2024年12月16日 (月)
青山システムコンサルティング株式会社
十亀淳