掲載日:2014年07月15日 (火)
サービス種別:システム診断
企業規模: 社員数約50名参考費用: 30万円
【依頼の背景】
A社は健康食品の通信販売をおこなっている。通信販売にはシステムは欠かせないが、A社はシステムの安全性・事業継続性・拡張性等について不安があった。
そこでA社は、システムの安全性・事業継続性・拡張性等について、当社に第三者の視点から評価を依頼することとなった。
【現状の問題点(一部抜粋)】
資料の調査やヒアリングから、現在の主な問題点として以下の点などが挙がった。
(1) システム障害に気づかず被害が拡大するリスクが高い
(2) システム障害時に迅速な復旧が困難であり、復旧できない可能性もある
(3)システム停止のリスクが高い
(4)セキュリティレベルにバラつきがあり情報漏えいリスクがある
【提案内容(一部抜粋)】
(1)障害発生に気がつくようにする
(2)迅速に業務を復旧できるようにする
(3)障害に強いシステム構成の実現
(4)システムのセキュリティ強化
【担当コンサルタントのコメント】
A社はWEBや電話での受注を中心とした通信販売を主な業務としていた。しかしながら、システムへの依存度の高いビジネスであるにも関わらず、システムの可用性、セキュリティレベルが低い状況であった。
今回は問題点は明確であったが、どのような対策を示すべきかについて、検討に苦慮した。A社は従業員50名ほどの事業規模であり、あまり大きな投資は現実的ではないため、その点を考慮した対策を立案した。
可用性やセキュリティレベルの向上は、あらゆる企業において重要な課題であるが、どこまで投資すべきかについては、事業内容や事業規模などを考慮して意思決定してく必要がある。最新の製品やサービスに飛びついて導入するのではなく、本当に必要な投資を慎重に選択していくことが重要である。