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はじめに

みなさん、もう「ChatGPT」をお使いになりましたか?
弊社の同僚達の間では、色んな使い方を試してみた上で、今後弊社のビジネスとしてどのような活かし方があるのか、顧客のビジネスにどう活かせそうなのか、またセキュリティリスク、機密情報の扱い方など、多様な議論が活発に行われています。
一方、ITとは関係性が薄い仕事をしている知人達(どちらかというとITに疎い)と先日集まった時にChatGPTの話題を振ってみたところ、

  • 聞いたことはあるけど使ってみたことはない
  • 一応使ってみた

のいずれかに分かれ、ITに疎い割に(失礼ですが)意外と「見たことも聞いたことも無い」という方はいませんでした。
さて、私はというと弊社の中では後発組で、つい最近初めてユーザー登録を行い利用してみました。
本コラムでは、まずはChatGPTとは何者なのか、どのように利用を始められるのか、今後の可能性は?という観点で紐解いてみたいと思います。

※本コラムを読んで頂く際には必ず「最後に」までお読みください。ChatGPTを利用する上で注意すべきポイントなどを記載しております。

ChatGPTとは何者なのか

まずはChatGPTというものが一体何なのか、聞いたことも無いという方に対してご紹介します。

ChatGPTは、OpenAIが開発した大規模な言語モデルです。GPT(Generative Pre-trained Transformer)と呼ばれるニューラルネットワークのアーキテクチャを採用しており、トレーニングには数十億の単語が含まれる大規模なコーパスが使用されています。

ChatGPTは、人間のように自然な言葉で会話することができ、多様なトピックについての質問に答えたり、文章を生成したりすることができます。また、機械翻訳や文章要約、文書生成など、様々な自然言語処理タスクに利用されています。

少し説明内容が技術寄りで難しかったかもしれません。もう少し簡単に言うと、

ChatGPTは、人工知能の一種で、人工的に作られた大きな「辞書」とも言えるものです。ChatGPTには膨大な数の単語や文章が含まれており、人間のように自然な言葉で会話することができます。例えば、ChatGPTに「犬は何が好き?」と聞くと、「犬は散歩やボール遊びが好きです」と答えてくれます。ChatGPTは、多様なトピックについて質問に答えることができたり、文章を生成することができたりします。

ChatGPTの利用方法

それでは、実際に利用してみましょう。

  1. OpenAIのWebサイトにアクセスする。
  2. 「Start Playing」ボタンをクリックすると、ChatGPTが起動します。
  3. 起動後、テキストボックスに質問や会話の内容を入力することができます。
  4. ChatGPTは、入力された情報を基に返答を生成します。返答は、テキストボックス下の欄に表示されます。
  5. ChatGPTとの会話が終了したら、画面右上の「Exit」ボタンをクリックして終了します。

以上の手順で、誰でも簡単にChatGPTを使うことができます。ただし、現在はOpenAIのWebサイト上でのみ利用可能です。また、高度な会話を行うためには、適切な質問や情報提供が必要です。

ChatGPTの可能性

ChatGPTでは、将来的に以下のような可能性があると考えられます。

  1. 自然言語理解の改善:ChatGPTは、自然言語の生成において驚くほど優れた性能を持っていますが、自然言語理解においても大きな進歩を遂げることができます。ChatGPTをより高度な推論タスクに適用することで、より高度な自然言語理解を実現することができます。
  2. ロボットや自律システムとのコミュニケーション:ChatGPTは、人工知能による自律システムとのコミュニケーションに活用される可能性があります。たとえば、自動運転車などの自律システムが、運転中にドライバーや乗客と自然な会話をすることができるようになるかもしれません。
  3. 人工知能による創造性の拡大:ChatGPTは、文章の自動生成において優れた性能を発揮しており、将来的には、小説や詩、楽曲などの創造的な作品を自動生成するために活用されることが考えられます。
  4. 医療分野での利用:ChatGPTは、医療分野において、病歴の自動作成や、患者とのコミュニケーション支援などの役割を果たすことができます。特に、医療用語や専門用語が多用される分野での応用が期待されます。

これらの可能性を実現するためには、ChatGPTの性能を継続的に改善し、より高度な自然言語理解や創造性の実現が必要となります。また、ChatGPTを活用する際には、プライバシーや倫理的な観点なども考慮する必要があります。

3の文章の自動生成については既に実用レベルであり、実際に私の周りでも、私立中学校の理事長が寄付金のお願いについての文章をChatGPTで作成した(後からネタバラシをした)という話も聞きました。

ChatGPTはビジネスマンの敵か味方か

ChatGPTは、現時点ではビジネスマンの敵でも味方でもありません。ChatGPTは、自然言語処理の分野で進化を遂げた技術の一つであり、ビジネスマンが利用する様々なツールやサービスに活用される可能性があります。

例えば、ChatGPTを活用したチャットボットは、ビジネスにおいてカスタマーサポートや問い合わせ窓口などで利用されることがあります。また、ChatGPTを活用した機械翻訳や文章作成ツールは、国際ビジネスやマーケティング分野において役立つ場合があります。

一方で、ChatGPTを利用した偽の文章やニュースを自動生成することが可能になることも指摘されており、誤解を招く恐れがあります。ビジネスマンが情報の正確性を確認することが重要であることは変わりありません。

結論として、ChatGPTはビジネスマンにとって有用なツールの一つであると言えますが、利用方法には注意が必要です。ビジネスマンが適切に利用することで、より効率的な業務処理や情報活用が可能になることが期待されます。

最後に

さて、私もそろそろネタバラシをします。
勘のいい方は既にお気付きかもしれませんが、このコラムはほとんどChatGPTで作成した文章を利用して書きました。
文章内で、文字の色が若干グレーになっている箇所がおわかりでしょうか?(このような色です)グレーの文章は全てChatGPTの回答の原文ママです。

以下が、私がChatGPTで質問した内容です。

■ChatGPTとは何者なのか

  • ChatGPTとは何者?
  • もう少し簡単に教えて

■ChatGPTの利用方法

  • ChatGPTはどうやったら使えるの?

■ChatGPTの可能性

  • ChatGPTの今後の可能性は?

■ChatGPTはビジネスマンの敵か味方か

  • ChatGPTはビジネスマンの敵なの?味方なの?

たったこれだけの質問で、ほとんど質問をし直すことなく、一部「コーパス?」「偽の文章?」など、聞き慣れない用語や言い回しに若干違和感がある部分もありますが、かなり的を射た内容の文章が生成されることには私自身非常に驚きました。
これまではGoogle検索で情報を調べることが一般的で、「ググる」という言い方も今は昔。これからは質問の仕方を工夫することで様々な情報を取得できる、ChatGPTを始めとしたAIチャットボットを利用して情報を調べることが一般的になっていくのかもしれません。

ただし、ChatGPT自身が回答しているように、「ChatGPTを利用した偽の文章やニュースを自動生成することが可能になることも指摘されており、誤解を招く恐れ」もあり、ChatGPTの利用ポリシーにも、AIが生成した文章であることを明記することが現時点では義務付けられています。

この先、ビジネスの中でも活用できる可能性は非常に高いものの、機密情報や個人情報などの取り扱いなど、「安全かつ有効に使う」ためのルール作りを各企業の中で進めていくことが非常に重要になっていくと考えられます。

それでは最後に、ビジネスから離れた使い方として、私自身が今年悩んだゴールデンウイークの過ごし方を、来年に活かすためにChatGPTに聞いて終わりにしたいと思います。

「ゴールデンウイークに混雑せず子供を連れていける観光地はどこがいい?関東で教えて?」


関東地方でゴールデンウィークに人混みを避けつつ子供と楽しめる観光地としては、以下のような場所があります。

日光市:日光市は、自然が豊かで、温泉や観光スポットがたくさんあるエリアです。特に、日光国立公園には、湖や滝、温泉など自然を満喫できる場所が多く、子供も楽しめること間違いなしです。

鬼怒川温泉:鬼怒川温泉は、栃木県の観光地で、温泉が有名です。また、鬼怒川や千本桜公園、日光江戸村など、子供が楽しめる観光スポットがたくさんあります。

鎌倉市:鎌倉市は、江ノ島や鎌倉大仏など、歴史的な観光スポットが多くあります。また、鎌倉は海にも近く、海水浴や海鮮料理なども楽しめます。

伊豆半島:伊豆半島は、海水浴や温泉、自然散策など、さまざまなアクティビティが楽しめる場所です。また、動物園や水族館など、子供が楽しめるスポットも多くあります。

以上のような観光地は、ゴールデンウィーク期間中も人気がありますが、混雑を避けるためには、早めの時間帯に訪れるなどの工夫が必要です。


ゴールデンウイークには伊豆ではまだ海開きしていないのでは・・・
やっぱり混雑はするのか・・・
など多少突っ込みどころはあるものの、来年参考にさせて頂きます!

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2023年05月15日 (月)

青山システムコンサルティング株式会社

田中直