野口さん。昨今、目にも耳にもする機会が増えた「DX」って、何ですか?
Degital Transformation の略語で、「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念ですね。
ちなみに、素朴な疑問なんですけど・・・
なぜ「Transrformation」の略が「X」になるんですか?
英語では「Trans」の省略として「X」を用いることがあるからだね。
野口さんって、意外と英語もできるんですね!
意外とは失礼だなぁ!
(確かに、事前に調べたことがあっただけだけど。)
最近は、なんでも「DX」って付いていて、かなり広義に使われている印象がありますね。
「DX」って付けると、興味関心を惹きやすいからじゃない?
なるほど。「AI」とか「ビッグデータ」とかと一緒ですね。単純な条件分岐でも「AI」って謳ったら、先進的な雰囲気がでますからね。
本気で騙すつもりだったら問題だけど。バカなふりしながら本質的には価値の高いことをしている会社もあるので、一概に否定もできない。
マーケティングのテクニックの一つ、ということですね。
単純なデジタル化でもDXの第一歩と考えれば、意識的にDXに踊らされてみるのも悪くないかも。
本気でDXに取り組むなら、会社のビジョンを変える覚悟が必要になる。それが実際にできるのは経営者だけ。
逆に、経営者だけが動いても何も進まないので、大きなムーブメントにするなら、興味関心を持つ人は多い方がいい。
ん?んん?
難しい話になってきました。
結局、DXは何をすれば良いんですか?
乱暴にまとめるなら
「デジタル技術を利用して、ビジネスモデルを変える」
かな。
デジタル技術を利用・・・身近なところでは、電子決済とか自動運転とかスマートホーム製品とかを使う、ってことで合ってます?
そうそう。そういった目に見えるサービスの裏側で、最新のテクノロジーが使われているんだよ。
その次の「ビジネスモデルを変える」っていうのは、ピンとこないですね。
ビジネスモデルも乱暴に言い換えるなら、
「お金を稼ぐ仕組み」
当然、自分の会社だけではお金を稼ぐことができないから、
関係している周囲の会社を巻き込むことになる。
じゃあ、巻き込む動きが連鎖したら、社会が大きく変わっていきますね。
そうなんだよ。だから乗り遅れると、自分の会社だけが「稼げない会社」になってしまう。
それは怖い。乗り遅れたくない。
乗り遅れない1つの方法は、自分が巻き込む側で動き出すこと。
なるほど。とはいえ、動き出すって難しくないですか?
それが「会社のビジョンを変える覚悟」につながるんだけど。具体的には、Will Beモデルを作るところから始める、ということになるね。
(うわっ。コンサルっぽい横文字!)
で、何ですか?Will Beモデルって。
ちょっと長くなってきたから、それは次回にしよう。
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2020年02月06日 (木)