DXは、Will Beモデルを作るところから始める、って。
全くイメージがわかないです。
そもそも、「Will Beモデル」という単語が、弊社の新しい造語だからね(笑)
(新しい造語なら、わかるわけがない)
似たような用語で、「To Beモデル」なら知っていますが、どう違うんですか?
「To Beモデル」は、「あるべき姿」という意味。
市場や顧客および自社の状況から、選択すべき手段を言語化するよね。
それに対して「Will Beモデル」は、顧客と自社の関係性の「ありたい姿」を言語化するんだ。
わかったような、わからないような。
ちなみに、「Can Beモデル」って知っている?
もしかして、これも造語ですか?
勘”だけ”は鋭いね(笑)。
To Beモデルの「あるべき姿」というのは、往々にしてコストが膨大になりがちで、身の丈に合わないレベルだったりする。
これを現実的な落としどころとして描いたものを「Can Beモデル」と、弊社では20年以上前から呼んでいるんだ。
あ!「Can Beモデル」を検索すると、色々な会社のサイトに記載されていますね。
そうなんだよ。一般化されて、誰が作った造語なのか、もうわからない状態になってしまったんだ(笑)
そうすると、「Will Beモデル」も同じように一般化されていくのでしょうか。
どうだろう。でも、今回は商標登録をしているんだ。
( 商標登録 第6272163号 )
え?独占的に利用して一般化を防ぎたいんですか?
そんなつもりは全くないよ。むしろ、積極的に使っていただいて構わないと思っている。
商標登録の目的としては、お客様に信頼していただけるための「一つの材料になってくれれば良い」って感じかな。
なるほど!では、話を戻させていただいて。
「Will Beモデル」をもう少し具体的に理解したいです。
具体的なアウトプットに落とし込むと、以下の3つをまとめたものかな。
・5年以上先を見据えた会社のビジョン
・デジタル化を盛り込んだビジネスモデル
・提供したいCX(Customer Experience)
アウトプットのフォーマットや粒度は、各会社で異なるけど。要素としては、必ず入ってくるね。
これは、上から順に1つずつ決めていくんですか?
そんなにキレイには決められないよ。
確かに、まずはビジョンを仮置きするところから始めるけど、CXを考えているうちに、視点が増えてビジョンを再考するのは良くあること。
そうすると、ビジネスモデルも再考することになるよね。
なかなか難しそう。
経営層を中心としたワークショップとか、場合によっては合宿とか、それなりのコストを払って、真剣に考えないといけないフェーズだね。
少なくとも数年は、このアウトプットを中心にして会社が動くことになるから。
ちなみに、良い「Will Beモデル」ってどんなものなんですか?
特に経営者が「これだ!」と思っていたら、それ以上に良いものはないんだけど。伴走をする私たちとして「こういう観点を入れてはどうですか?」というものはあるよ。
それって、どんな観点か聞いても良いですか?
別に隠すつもりはないけど、長くなったから次回にしよう。
関連コンテンツ | DX特集 |
前のトピック | いまさら聞けない・・・。DXってなに? |
次のトピック | 良い「Will Beモデル」ってどんなもの? |
関連サービス | DXコンサルティング |
関連書籍 | 勝ち残る中堅・中小企業になる DXの教科書 |
2020年02月07日 (金)